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Zalando、Partner Day 2026でAI活用を強調 制作スタジオの大部分を閉鎖、LLM経由の流入は0.5%未満

Zalando、Partner Day 2026でAI活用を強調 制作スタジオの大部分を閉鎖、LLM経由の流入は0.5%未満

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欧州の大手ファッションECプラットフォームZalandoが、ベルリンで開いた年次イベント「Partner Day」で、AIの活用によって商品制作の現場が大きく変わりつつある実態を明らかにした。WWDが2026年9月27日付で報じたところによると、Nike・Adidas・Levi'sなど主要ブランドの担当者約750人が参加した会場で、共同創業者のデビッド・シュナイダー氏は「AIは私たちのやることすべてを変えている」と述べた。一方で、ChatGPTやClaudeなど会話型AI経由のファッションECへの流入は依然として全体の0.5%に満たず、集客の中心は今もGoogleとMetaにあるとの現実も同時に語られている。

制作スタジオの大部分を閉鎖、ビジュアルの7割がAI制作に

ZalandoとAbout Youは、商品ページやカタログに使う写真を撮影するための自社スタジオの大部分を閉鎖した。コンテンツ担当VPのマティアス・ハーゼ氏によれば、会場で映されたビジュアルの約70%はAIによって制作されたものだという。About YouのCEOターレック・ミュラー氏は、AIによる商品画像制作によって撮影費用が約90%減少したと説明した。年間およそ700万ユーロだった撮影予算のうち、約600万ユーロを削減できたという。ミュラー氏によれば、こうした取り組みを始めてから半年ほど前に「本当のブレークスルー」があり、コスト削減だけでなく、成果が出ているスタイリングの手法を再現しやすくなったことでコンバージョン率(CVR)も向上したとしている。

スタジオ閉鎖で90人分の職務が減少、うち60人は配置転換

自社スタジオの閉鎖に伴い、Zalando社内では90の職務が削減された。このうち約60人は社内の他部署に配置転換されたという。

トレンド検知はAIエージェントが自動化、購買まで任せる時代は「5年ほど先」

制作以外の領域でも、AIエージェントがSNSを巡回して「マイクロトレンド」を検知する仕組みが導入されており、毎朝7時にハーゼ氏のチームへ上位5件のトレンドとその持続期間の予測がレポートされ、翌日にはキャンペーンを打てる体制になっているという。一方でミュラー氏は、ChatGPTやClaudeなどのLLM経由でのファッションECへの流入は現時点で0.5%に満たず、依然としてGoogleとMetaが集客の中心であると指摘した。AIエージェントがユーザーに代わって購入まで完結させる時代の到来については、「5年ほど先」との見方を示している。

情報源:

観察日:2026-09-28|Commerce × AI Observatory