
フューチャーショップ、店舗とECの顧客データを統合するAI CRM「future Engagement Cast」を提供開始
SaaS型ECプラットフォームを運営するフューチャーショップは2026年10月1日、実店舗とECの顧客データを一元化するMA・CRMオプション「future Engagement Cast powered by OmniSegment」の提供を開始した。台湾・日本のEC市場で導入実績のあるMA・CRMツール「OmniSegment」を基盤に、AIによる分析・予測と、担当コンサルタントによる伴走支援を組み合わせたサービスで、実店舗とECの両方を運営する事業者が、少人数でも1to1マーケティングを行えることを打ち出している。
顧客データを一元化、AIがセグメント設計から配信までを支援
future Engagement Castは、顧客データ統合(CDP)・AI分析・予測配信(MA)・Tableau連携ダッシュボード(BI)の3つで構成される。POS連携により実店舗の購買データも取り込み、ECデータと合わせて一元管理できる。セグメント作成は画面上で「状態・行動タグ」を選ぶだけのノーコード設計になっており、SQLやプログラミングの知識は不要だという。AIは顧客ステータスの更新やパーソナライズした商品提案、購買意欲の高い顧客の予測、さらにはアイキャッチ画像やメルマガ文案の作成までを支援し、顧客ごとに適した配信チャネル・時間帯の判断も行う。施策の配信先はメール・LINE・Webポップアップ・アプリに対応する。
ツール料金の中に専任コンサルタントの伴走支援を含む
同社は、高機能なCRMツールを導入しても使いこなせていない事業者が多いという課題を踏まえ、AIの活用によって、専任コンサルタントによる継続的なPDCA支援をツール料金の中に含める形にしたとしている。毎月の分析レポートと改善施策の提案も提供される。対象は、ECサイトのみを運営する事業者と、実店舗・ECの両方を運営してOMO(Online Merges with Offline)戦略を進める事業者の双方だという。なお、料金や導入社数、導入による効果を示す具体的な数値は、現時点で公表されていない。
基盤はビービットの「OmniSegment」、台湾発の技術を国内EC市場に展開
PR TIMESによれば、future Engagement Castは「OmniSegment」というEC特化型のMA・CRMツールを基盤としている。OmniSegmentは、ビービットが2022年11月に国内展開を始めたツールで、同社は2022年1月に台湾のMarTech企業Omniscient Cloud Technologiesを子会社化しており、OmniSegmentはその技術をもとにしたサービスとされる。
情報源:
- フューチャーショップが始めたAIの分析・予測アプローチと担当コンサルタントの伴走支援を組み合わせたMA・CRMオプション「future Engagement Cast」とは(ネットショップ担当者フォーラム、2026年10月2日)
- フューチャーショップ、AIが売上アップに伴走する新CRMオプション「future Engagement Cast powered by OmniSegment」提供開始(PR TIMES、2026年10月1日)
- ビービット、EC特化型グロースマーケティングソリューション「OmniSegment」の国内展開を開始(ビービット、2022年11月15日、OmniSegmentの背景情報として参照)
観察日:2026-10-03|Commerce × AI Observatory
