
GMO NIKKO、AIエージェント経由の購入に対応したEC構築を支援するコンサルティング「GMO AIOブースト for EC」を開始
GMO NIKKOは10月8日、EC事業者向けに、AIエージェント経由の購入に対応したECサイトづくりを支援するコンサルティング「GMO AIOブースト for EC」の提供を始めた。専任のコンサルタントが商品情報とデータの構造を分析し、AIエージェントが商品を正しく認識・比較・推薦できるかを確認する。
AIエージェントが読み取りやすい商品情報に整える
GMO NIKKOによれば、従来のECサイトは人が見て比較することを前提に作られていて、AIエージェントにとって比較や推薦がしやすい形になっているとは限らない。
そこで、専任コンサルタントが、ECサイトの商品情報とデータの構造を分析し、AIエージェントが商品を正しく認識・比較・推薦できるかを確認する。そのうえで、商品名、商品説明、価格、在庫、ターゲットなどの情報を、AIエージェントが判断材料にしやすいように整理・設計する。生活者の検索や購買のニーズを踏まえた、プロンプトの設計も支援する。進め方は、概念実証(PoC)の段階から始めるコンサルティングだ。
ACP・UCPの動向を踏まえ、AI検索の研究知見を生かす
GMO NIKKOは、ACPやUCPなど、AIエージェントによる購買を想定した関連規格の動向を踏まえたECサイト設計を支援するとしている。リリースの注釈では、ACPはOpenAIとStripeが公開した規格、UCPはGoogleが提唱する規格とされている。
このサービスは、生成AI経由の集客を支援する同社の「GMO AIOブースト」のEC事業者向けの位置づけで、社内の「GMO AI検索ラボ」の知見を生かす。同ラボは、AI検索で企業情報がどう読まれ、どのページが引用されるかを一次データで研究している。
料金は個別に設計、実績や効果の数値は示されていない
料金は、個社別に要件をヒアリングしたうえで設計するとしている。基本の契約期間は6か月だ。導入実績や効果を示す数値は、リリースに記載がない。GMO NIKKOは今後、生成AI・AIエージェントの研究を続け、エージェンティックコマース対応の支援を強化するとしている。
背景として、リリースは、AIエージェントが商品の検索・比較から購入までを支援・代行する「エージェンティックコマース」の拡大が見込まれるとしている。リリースが出典に挙げるマッキンゼーのレポートは、中程度のシナリオでも、2030年までにAIエージェントが世界の消費者向け商取引の3兆〜5兆ドルを仲介しうるとしている。
情報源:
- 「GMO AIOブースト for EC」提供開始のプレスリリース(GMO NIKKO、2026年10月8日)
- GMO NIKKO、AIエージェント経由の購買に対応したECサイト構築を支援する「GMO AIOブースト for EC」を提供(クラウド Watch、2026年10月9日)
- The automation curve in agentic commerce(McKinsey、2026年1月28日)
観察日:2026-10-17|Commerce × AI Observatory
