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Home Depot、AIアシスタント「Magic Apron」を全米2,000店舗超に完全展開

Home Depot、AIアシスタント「Magic Apron」を全米2,000店舗超に完全展開

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Home Depotは8月27日、AIショッピングアシスタント「Magic Apron」を全米2,000店舗超で利用できるようにしたと発表した。これまでウェブサイトやアプリ上での商品相談に使われてきたAIが、実店舗での買い物そのものを支援する段階に入ったことになる。

店舗版Magic Apronでできること

店舗でMagic Apronを使うには、Home Depotのモバイルアプリの「Store Mode」を開くか、店内に掲示されたQRコードを読み取る。テキストでの質問のほか、音声入力(voice-to-text)や写真のアップロードにも対応しており、複数の言語でのやり取りも可能だという。例えば芝の種の写真を撮って、それに合う肥料を尋ねるといった使い方ができるとしている。

機能面では、目的の商品がある通路や棚を特定する店内マップ、特定の店舗での在庫状況の確認、商品同士の互換性に関する案内、リフォームなどのプロジェクトに応じたアドバイスを提供する。Home DepotはMagic Apronがすでに月間数百万件の質問に対応しているとしている。インターコネクテッド・リテール担当エグゼクティブバイスプレジデントのジョーダン・ブロッジ氏は「Magic Apronはデジタルで培った強みを実店舗に持ち込み、商品を見つけたり、プロジェクトのアドバイスを得たり、より早く判断を下したりできる、より一体化した買い物体験を生み出す」と述べている。

2022年のStore Modeから今回の全店展開までの道のり

今回の入り口となっている「Store Mode」自体は、2022年から提供されているアプリ機能だ。そこに後から開発されたAIエンジン「Magic Apron」が組み込まれた形になる。Magic Apronは2025年3月、ウェブサイトとアプリ向けの生成AIツールとして始まり、当初はハウツー案内や商品提案、レビューの要約といった機能を提供していた。2026年1月にはGoogle Cloudとの提携を拡張し、平易な言葉での相談に応じる会話型の機能や、画像のアップロードを伴うマルチモーダルな機能を強化したと発表していた。今回の全店展開は、この積み重ねの延長線上にある。

今回の展開は、ウェブサイトの商品相談ツールとして始まったAIが、実店舗の棚の前に立つ買い物客の疑問にまで応えるようになった、Home Depotにとっての一つの到達点と言えそうだ。

情報源:

観察日:2026-09-03|Commerce × AI Observatory