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Salesforce、コマース向けショッパーエージェント「Carter」など即戦力AIエージェント群を発表

Salesforce、コマース向けショッパーエージェント「Carter」など即戦力AIエージェント群を発表

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Salesforceは米国時間9月11日(日本では9月14日配信)、年次カンファレンス「Dreamforce '26」に先立ち、営業・カスタマーサービス・コマース・従業員体験・バックオフィスといった業務領域向けに、導入してすぐ働ける「即戦力(job-ready)」AIエージェントの新ポートフォリオを発表した。

コマース領域を担うショッパーエージェント「Carter」

新ポートフォリオは7種類の役割別エージェントで構成され、それぞれに固有の名前が付けられている。コマース領域を担うのが、商品の発見・比較から質問対応、チャット内での決済完了までを支援するショッパーエージェント「Carter」で、既に一般提供(GA)が始まっている。公式リリースが示す実績の中でも、スポーツ用品チェーンのHibbettがCarterを導入して独自に運用する「Hibbett AI」は、稼働開始までわずか6週間で「コアとなるショッパージャーニーの90%」を処理するようになったと紹介されている。

Carter以外には、音声・SMS・WhatsApp・ウェブチャットに対応するカスタマーサービス向け「Casey」、社内のIT・人事関連の問い合わせに対応する従業員体験向け「Paige」、サプライチェーンやバックオフィス業務を自動化する「Marshall」、インバウンドのリード獲得・選別を担う「Piper」、複雑な顧客対応ワークフローを担う「Fin」がいずれも一般提供中で、アウトバウンド営業のパイプライン管理を担う「Hunter」はパイロット提供中(一般提供は26年11月予定)としている。

数週間単位で目標を追う基盤機能も

エージェント本体に加えて、これらを支える基盤機能も発表された。数日から数週間かけて目標を追い続けられる「Long-Horizon Runtime」、従業員が一度教えたタスクを組織全体のエージェントに展開できる「AI Skills」(パイロット提供中、一般提供は26年10月予定)、複数の専門エージェントを組み合わせて複雑な業務を調整する「Multi-Agent Orchestration」、エージェントの性能を継続的に分析・改善する「Agent Optimizer」(一般提供は26年10月予定)が、それぞれ異なる提供状況で組み込まれている。

導入前の検証や大規模なカスタム開発を経ずに、業務ごとに名前と役割を持つエージェントをそのまま導入できる点が今回のポートフォリオの特徴といえる。Hibbettの事例のように、パイロットではなく本番運用の数字として高い処理率が示されている点は、企業がエージェント型AIの投資判断をする上での目安になりそうだ。コマース領域では、Carterのような購買支援エージェントが実際にどこまで浸透し、既存のECサイトや接客体験を置き換えていくのか、Dreamforce '26以降の展開が注目される。

情報源:

観察日:2026-09-14|Commerce × AI Observatory